ロータストラックネットの強みは、自動車整備に関する情報にいち早くアクセスできる点と、全国の素晴らしい経営者の皆様と交流できる点にあります。
特に近年、自動車の進化や車検制度の変化など、めまぐるしく変わる環境に対し『情報収集力』が欠かせません。同時に、業界の変化に対応するため、会社としても、そして経営者としても、さらなる成長の必要性を感じていました。
そんな折、同じボルボディーラーで活躍するヨシノ自動車の中西社長に誘われたことがきっかけで、全国のトラック整備事業者が集まるロータストラックネットへの入会を決意。
さらにその1年後には、九州地区会の幹事を任せて頂くことになりました。
全国各地区の幹事が集まる幹事会では、自動車整備に関する最新のトピックスの共有をはじめ、各社の事例、整備士の採用および育成、自動車業界の動向から今後に関する話題まで、幅広いテーマで熱い議論が交わされます。
行政から発信される情報と、現場の情報、その両方の視点から情報収集できる環境はとても貴重で、幹事会で得た情報は、自身が幹事を務める九州地区会や社内にフィードバックし、現場の改善に役立てています。
また、情報に加えて魅力的なのは、整備工場を経営する、全国の経営者の皆様との交流や情報交換が出来るといった点も大きな魅力です。会社の規模も経営スタイルも異なる様々な経営者の皆様とお話をしていると、鹿児島にいるだけでは得られない気づきや発見がたくさんあり、自社の経営や新しい事業を考える上で、大変参考になります。
ロータストラックネットの特徴
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特徴全国から最新の情報が手に入る
全国組織であるロータストラックネットには、全国の会員工場から日々さまざまな情報が集まります。
加えて、担当する委員会の皆様が国交省をはじめとした関係省庁やメーカーに伺い、定期的に情報収集を行っています。情報収集する中で、事業運営に影響のありそうなトピックスがあれば、地区会やテクニカルミーティングを通じて、いち早く情報共有が行われます。
一例として、2024年10月から開始されたOBD検査の際には、本格運用が開始される前から、ロータストラックネットを通じていち早く情報を入手出来たことで、運用開始までの間、余裕を持って準備を進めることができました。
運用開始後も、その都度、分からないことや問題が発生した際は、その分野に詳しい会員工場に直接連絡をして確認できたことで、問題解決のスピードが格段に向上しました。 -
特徴事業規模も世代も異なる、全国の様々な経営者と交流ができる
同世代の経営者から親世代の先輩経営者まで、幅広い世代の経営者と交流ができる点も、ロータストラックネットならではの特徴です。
事業に対し感じている課題や価値観の近い同世代の経営者と、何十年と経営を続けて来られた親世代の経営者、その両方の視点から経営のアドバイスを頂ける機会は大変貴重で、毎回多くの気づきを頂いています。特にロータストラックネットの場合、多くの会員が、情報を貰うだけではなく、『自ら与えよう』という姿勢を持っており、困ったことや悩みがあれば、世代関係なく相談に乗ってくれます。
特に自分の場合、知りたいことや気になることがあれば、積極的に質問するタイプなので、会議の合間や懇親会の際など、先輩経営者に経営の相談をすることがあります。そのような時も、同業者だからと情報を出し惜しみするようなことは一切なく、相手がどのような世代であっても、ご自身の経験をもとに、持っている情報を出し惜しみすることなく提供してくれる。それが、ロータストラックネットの特徴であり、最大の強みです。 -
特徴ともに成長し合える
ロータストラックネットでの活動を通じて感じたことは、全国には凄い会社やユニークな会社がたくさんあるんだと、改めて気づかされました。
当社も、鹿児島の整備工場の中では大きな規模で事業をさせて頂いているという自負もあり、もし、入会していなかったら、そのまま現状に満足してしまっていたかも知れません。
そんな考えを吹っ飛ばすような凄い会社が、ロータストラックネットにはたくさん加盟しており、お会いする度、多くの刺激や学びを頂いています。
具体的には、当社とは真逆の位置にある北海道で、いくつもの整備工場を持つ経営者の方との交流を通じて、経営者として大きな刺激を受けたり、本社工場移転の際は、工場内のレイアウトや設備を選ぶ際、会員工場を参考にさせて頂いたりなど、ロータストラックネットへ入会しなければ決して得ることができなかった出会いや情報により、可能性が大きく広がりました。
もちろん、与えられるだけでなく、自分自身も会員の役に立つことがあれば、積極的にアドバイスするようにしています。このようなWin-Winの関係をベースに、お互いに助け合い、そして高めあいながら、ともに成長しあえる仲間のような関係がロータストラックネットの魅力です。
入会したことで得られたこと
困ったとき、全国の会員工場に相談できる。
近年、自動車の進化や車検制度の変更によって、自動車業界を取り巻く環境は大きく変化しています。
今後も様々なことが変化していく中で、例えば、「新しい構造の車両に対し、どのようにアプローチすれば良いか」、あるいは「新たな車検制度の変更に合わせ、いつまでに何を準備すれば良いか」など、環境の変化に合わせ、その都度、対応していく必要があります。
そんな時に頼りになるのが、ロータストラックネットです。ロータストラックネットには、業界紙やインターネットだけでは知り得ない、全国の整備工場から寄せられる一次情報があります。また、日本全国から様々な知見を持ったメンバーが参加しています。所属する会員工場の従業員も含めると、さらに多くの知見がロータストラックネットにはあります。
困ったときは、地区会メンバーや、その分野に詳しいメンバーに相談すれば、持っている情報を出し惜しみすることなく提供してくれます。
問題解決にいたるまでのスピードが大幅に向上。
同じ県内の企業だと、どうしても、直接聞きにくかったり共有しにくい情報もありますが、全国組織であるロータストラックネットなら、競合関係がないため、何でも気軽に相談できます。
自分自身も、分からないことがあれば、その分野に詳しいメンバーに直接電話をして、アドバイスを頂くようにしています。中には、その場で解決してしまう問題も少なくありません。
全国に相談できる仲間が出来たことで、問題解決にいたるまでのスピードが大幅に向上しました。
入会後の変化
テクニカルミーティングを新入社員研修に活用。
ロータストラックネットで毎月行われているテクニカルミーティングを新入社員研修に活用しています。
テクニカルミーティングは、ロータストラックネットの技術委員会が中心となり企画・運営している研修コンテンツで、毎回テーマを変えてウェブ上で研修を行っています。内容としては、最新の業界トピックスや、経営、整備、フロント業務、新入社員向けの研修など、多岐に渡る内容で、研修後、そのまま自社の業務に活かせる内容となっています。
最近ですと、今後トレーラー輸送が増えることを想定したトレーラー整備の研修などのマニアックな研修も行われ、まさに時代を反映したテーマで、現場の整備にも大変役に立っています。
配信されたテクニカルミーティングは、専用の会員ページからいつでもアーカイブ動画を閲覧できるため、繰り返し研修で活用しています。
業界のために貢献したいという想いが強くなった。
ロータストラックネットの活動の多くは、そこで得られる情報や、会員の皆様から自社の成長につながる様々な気づきやアドバイスを頂けるといった点で、会社に多くの利益をもたらします。
もう一方で、会員のため、そして業界のために活動される先輩たちの姿に感化され、自分自身もロータストラックネットの活動を通じ、業界の発展にも貢献したいという想いが強くなりました。
個社の力で業界を変えることは難しいですが、ロータストラックネットという全国組織だからこそ、関係省庁に対してもフラットに意見が言え、結果、業界をより良い方向へ導いていけると信じています。また、それこそがロータストラックネットの強みであり、役割であると感じています。
これからも業界発展のため、同じ志を持つ仲間とともに、活動を行っていきたいと思います。
入会をご検討中の皆様へメッセージ
これからどのように会社を発展させていけば良いか
前向きに考えている経営者におすすめです。
特に親世代から会社を譲り受け、これからどのように会社を発展させていけば良いか前向きに考えている経営者におすすめです。世代もバックグラウンドも異なる様々な経営者の皆様から頂くアドバイスは、今後の経営にも必ず生きてきます。
ただし、ロータストラックネットに入会したからと言って、情報や人脈が簡単に手に入るわけではありません。ロータストラックネットのポテンシャルを最大限発揮するためには、一方的に情報を貰うだけではなく、『利他の心』を持って、組織や会員のため、自らも惜しまず行動し情報提供する姿勢が求められます。
一方で、自ら行動できる方であれば、これ程、多くの情報と人脈を与えてくれる団体は、全国見てもなかなか無いのではないかと思います。
ロータストラックネットの活動を通じ、一緒に業界を盛り上げていきましょう。